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インスタ広告での求人掲載方法とコツを徹底解説

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インスタ広告(Instagram広告)は様々な業界で集客手段として広く使われていますが、ユーザー数の多いSNSであることから、求人に活用するケースも増えています。この記事では、その方法とメリット・デメリットについて解説します。

 

インスタ広告とは

インスタ広告は、国内の主要SNSであるInstagramとFacebookに配信されるWEB広告です。米国のMeta社が運営しているため、Meta広告とも呼ばれます。

 

インスタ広告の基本概念

インスタ広告はInstagram・Facebookを閲覧している幅広いユーザーにリーチすることができ、またFacebookの登録情報を活用するため、精度の高いターゲティングが可能な点が特徴です。

 

インスタ広告の種類

インスタ広告には主にトラフィック広告とリード広告があります。トラフィック広告はWEBページに誘導する一般的な広告を指します。求人サイトをお持ちの場合は、リンク先に該当のページを設定して配信します。
求人サイトやページをお持ちでない場合は、リード広告が便利です。リード広告はページ遷移せず、広告をクリックするとフォームが立ち上がり、そのまま応募が完了します。Facebookに登録している情報が自動でフォームに入力されるため入力の手間が省け、手軽に応募ができるため、応募数は増える傾向にあります。一方で、不完全な情報での応募や、見込みの低い応募が発生する可能性もあります。

インスタ広告を用いた求人掲載のメリット

求人にインスタ広告を利用することのメリットをいくつかご紹介します。

 

広範なターゲット層へのリーチ

まず、リーチできるユーザーのボリュームが多い点です。現在、Instagramは国内で6,600万人(2023年11月時点)、Facebookは2,600万人(2019年7月時点)が利用しており、国内における主要なSNSとなっています(※利用者数は各メディアの最新媒体資料から引用)。
地域・年齢・性別等の条件を指定して配信するため、組み合わせによっては対象者が少なくなる可能性もありますが、広告マネージャ上では設定した条件の「オーディエンスの広さ」が赤・緑・黄色で表示されますので、緑色の範囲内(適正値)になるよう条件を調整してください。

 

ビジュアルによる効果的なアピール

クリエイティブはテキストと画像を設定しますが、画像のエリアが大半を占めるため、画像によるアピールが可能です。画像の代わりに動画を設定することもできるため、動画素材をお持ちの場合、また撮影が可能な場合には、インパクトのある動画もオススメです。
求人広告の場合は正社員・パートアルバイトとも、募集職種、月収・時給、働き方・福利厚生のメリットといった具体的な情報を入れると応募に繋がりやすい傾向にあります。

地域・月収・その他メリットなど具体的な情報を盛り込みます

コストパフォーマンスの良さ

予算の設定は「1日の予算」または「通算予算」を選択しますが、指定した予算内に収まるよう自動で調整されるため、予算を超える心配はありません。
また、コンバージョン(応募)を目的とした広告配信も可能ですので、無駄な予算を使わず効率的に応募獲得を目指すことができます。

 

インスタ広告を用いた求人掲載のデメリット

一方で、インスタ広告による求人にはデメリットも存在します。

 

継続的な運用が必要

インスタ広告は機械学習による配信が特徴です。リンク先のサイトへFacebookピクセルコードを設置し、収集・蓄積されたデータをもとに配信の最適化が行なわれます。配信期間に応じて機械学習が進む仕組みとなっているため、効果を上げるために少なくとも2週間以上は継続して配信するのがオススメです。
応募に至るには、まずは広告をクリックしてもらうことが重要です。応募がなかなか発生しない場合は、クリエイティブ別のクリック率・クリック数を確認してクリエイティブの改善を行なってください。

 

クリエイティブ作成の必要性

インスタ広告には画像が必須となるため、画像作成のスキルを持つスタッフが必要となります。ただ、以前はAdobe Photoshopなど有料で専門知識が必要なツールを使用する場合が多くハードルが高かったものの、最近はCanvaなどの無料のツールで手軽に作成することができるようになっています。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

 

即効性が低い場合も

広告の配信開始後、「情報収集中」や「情報収集が不十分」という表示を見たことはないでしょうか?クリックやコンバージョンなど、目標のイベントが1つの広告セットにつき50を超えるまでは情報収集期間となり、パフォーマンスが不安定になります。
情報収集期間終了後が本番となるため、短期の配信では結果に繋がらない可能性があります。短期間で判断をしないよう心掛けてください。

情報収集が不十分な場合

インスタ広告を使った求人掲載のステップ

求人のインスタ広告を配信する流れをご説明します。

 

ターゲット層の設定

広告設定の際には、地域・年齢・性別・学歴等の条件を指定することができます。求人の対象地域や、欲しい人材の条件を明確にした上で設定します。

 

〈例〉営業職の中途採用(正社員)の求人広告を出す場合

  • 地域:埼玉県さいたま市の本社最寄りの大宮駅に、1時間以内で通勤可能な鉄道沿線エリア
  • 年齢:25歳~45歳
  • 性別:すべての性別
  • 学歴:修士号、博士号、大卒、大学中退、大学院中退、専門職学位、準学士号または短期大学士号
  • 仕事:営業

 

クリエイティブの作成

募集職種・勤務等の基本情報の他、月収・時給や働き方・福利厚生といったターゲットがメリットに感じる要素を盛り込んで、画像やテキストを作成します。
画像・テキストとも複数設定することが可能で、その場合は配信中に効果の良い方に自動で配信が寄っていくため、効率的な配信が可能となります。ぜひ複数パターン用意してください。

 

広告の運用と分析

広告の配信開始後、途中経過のチェックや終了後の振り返りも重要です。クリエイティブを複数設定した場合は、開始後1~2週間経過したらクリエイティブ別の実績を確認し、効果の悪い広告は停止します。それによりフリークエンシー(1人のユーザーに同じ広告が表示された回数)が上昇する懸念がある場合は別パターンを追加することも検討してください。終了後にも実績を確認し、次回配信の際の改善点をチェックしておいてください。

 

成功事例の紹介

シンミドウで行なったインスタの求人広告の事例をご紹介します。

 

〈事例〉埼玉県川越市にあるカフェの正社員・アルバイトの求人広告

  • 配信期間:2ヶ月半
  • 広告種別:リード広告
  • 応募数:29件

カフェ求人の事例(実際の広告画像とは異なります)

まとめ

インスタ広告による求人で理想の応募者を獲得するためには、明確なターゲット設定とメリットを打ち出したクリエイティブの作成、継続的な運用改善が重要です。
なかなか応募に繋がらないという場合には、豊富な広告配信実績を持つシンミドウにぜひご相談ください!

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