突然ですが、Pinterestをご存知ですか?
Pinterestはサイト上の画像を保存して共有できるサービスです。
Pinterestの広告事業が海外諸国で先陣を切っていましたが、日本でもようやくスタートしました。ユーザーの関心度の高いコンテンツが表示されることから、顧客へのアプローチを高めるツールとして期待が高まっています。
◆2022年5月30日からPinterestが日本でも広告事業が開始
◆広告は4つのキャンペーンで用途によって変更がオススメ
◆細かいターゲティングでピンポイントの顧客に訴求方法
集客に伸び悩む工務店には必見のツールですので、お見逃しなく。
そもそもPinterestとは?
「Pinterest」を聞いたことはありますか?
Pinterestは、Webサイト上にある数10億もの中からお気に入りの画像をピックアップしてピン(保存)し、共有できるビジュアル探索ツール。Pinterestは2008年にアメリカで生まれ、日本では2014年に電通が、Pinterestを展開するピンタレスト・ジャパンとの業務提携を開始しています。
世界のPinterestユーザーは4億人以上。日本においては870万人が使用しています。
自分の好きな画像や動画を自分のコルクボードにピンすることができます。
気軽に閲覧・共有することができると同時に、世界中のあらゆるアイディアが詰まっているため、暮らしを豊かにする様々な発見ができます。
また、ユーザーによって興味・関心度の高いコンテンツが表示され、購買意欲を高めやすいのが特徴で、工務店を中心に様々な事業主様も活用しています。
そこで日本において、2022年5月30日よりPinterestの広告事業が開始され、顧客へのアプローチにおいてさらに期待が高まっています。
Pinterestと他の画像投稿ツールとの違い
写真や動画など、視覚的に訴えられるコンテンツが必要不可欠となっています。
私たちはInstagramやFacebook、TikTokなどのSNSで画像を投稿したり閲覧したりしていますが、Pinterestはそれらとどのように異なるのでしょうか?明らかな違いは、時系列です。
私たちは、楽しかった想い出、共有したい出来事などをSNSに投稿します。「先週末海に行った」「先月できたばかりのカフェに行ってきた」「昨日偶然旧友に会った」など、喜びをシェアするときに使います。
またInstagram、Facebookなどのストーリーズは、「今、これをしている」「今、ここにいる」というように「現在」に焦点を当てて近況報告をします。
一方でPinterestは、「未来」にフォーカスしています。未来のための情報収集といったカタチです。
ビジュアルを通して、自分がやりたい事、欲しいものなどを探索するツールとして使われています。
そんなPinterestが、「Pinterest Ads」と呼ばれる広告事業を開始しました。
Pinterest Adsとは
Pinterest Adsは、広告がPinterest上の投稿の一覧の中に表示される広告の総称です。実際に、ソーシャルメディアの広告と比較するとコンバージョン単価が2.3倍に、小売りブランドの広告費用対効果の高さは2倍という結果が出ている、優秀な広告ツールです。
Pinterest Adsは「キャンペーン」「アドグループ」「広告(ピン)」の3つの要素から構成されています。
広告配信設定について
広告配信を始めるにあたって、まずはアドマネージャーにアクセスし、いくつかある「キャンペーン」のうち適切なキャンペーンから選択して設定します。
キャンペーンを出す目的や期間、課金方法によって該当するキャンペーンは異なりますが、作成後は変更が効かないのでご注意ください。以下のように、キャンペーンとしての目的は主に4つに分類されます。
| ①ブランド認知
| ②動画視聴
| ③比較・検討
| ④購入
みなさんは、どういった目的で商品を打ち出したいでしょうか?
上記キャンペーンそれぞれの課金体系をご説明します。①ブランド認知・②動画視聴を目的とした場合は、1,000回表示されたごとに料金が発生する「CPM課金」と動画が再生されたときに料金が発生する「CPV課金」の2種類です。③比較・検討を目的とした場合には、広告がクリックされたときに発生する「CPC課金」が、④購入を目的とした場合には、「CPM課金」となります。
ターゲティング方法
広告の設定ができたとしても、ターゲットが明確でなければその広告は意味を成しません。
打ち出したい広告をどんな属性の人に見てもらいたいのか、設定する必要があります。設定できる属性は、年齢、性別、住んでいる場所、言語などになりますが、各々かなり細かく設定することが可能です。
例えば特定の場所でイベントを開催する場合、郵便番号でそのエリアを指定することが可能です。このような詳細のペルソナ設定だけでなく、オーディエンスリストと呼ばれる顧客リストを使って、閲覧者に行動が似ている顧客を特定してアプローチしたり、関連キーワードからヒットしたコンテンツを閲覧しているユーザーにアプローチしたりすることが可能です。
アドグループ
さて、キャンペーンを設定したあと、早速広告(ピン)を設定していきます。
その際に同様の内容で1つ以上の広告を掲載する場合は「アドグループ」としてひとつにまとめると、わかりやすく管理がしやすいです。宣伝するピンは、通常の投稿を広告として利用することもできますし、新規に作成することもできます。
Pinterestのユーザーは購買意欲の高い人が多いため、まずは自社の商品をみつけてもらい、顧客のひらめきや好奇心を搔き立てられるように魅力的な画像をアップロードしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いまや誰でも自社商品を簡単に宣伝することができる時代です。
最適なキャンペーン、ターゲティングの設定をすることで、全国で4億人、日本国内でも900万人弱が利用しているPinterest上で効果的な販売促進活動を行ってみてはいかがでしょうか。
ピンタレストの運用方法など具体的に知りたい方は、こちらから資料がダウンロードできますのでご活用ください。
その他なにかご不明な点がございましたら、こちらからお問合せくださいませ。